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周りで大きな物音を立てられたり、人が怒鳴っている声を聞くだけで、過剰に反応してしまう
どこかで誰かの怒鳴り声が聞こえると、自分が悪くなくてもヒヤヒヤ。
喧々諤々の議論なんて、意見交換とわかっていても私には喧嘩としか思えない。
ストレスを、食べることで解消しようとついつい食べ過ぎる
食事でストレス発散しようとするのは、最もストレス太りしやすいタイプです。
食べ過ぎてしまう前に、優しい香りのアロマで緊張ホルモンを抑えてリラックスしましょう。
争いに巻き込まれることを避け、自分の周りで争いが起こることさえ苦手!という人は、コルチゾールなど緊張ホルモンが多いタイプです。
コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれます。あまり響きの良くないホルモンですが、実際は毎日、一定量が分泌されており、カラダがストレスを感じたときに対処するために必要不可欠なホルモンなのです。
コルチゾールはストレスを感じた時だけに分泌されるわけではありません。
起床の約3時間前から分泌が増え始め、起床時に分泌量がピークに達します。
その後、徐々に減少して、就寝前には非常に少なくなります。
このように、日中も一定量分泌されていますが、私たちが何らかのストレスを受けると、コルチゾールは分泌量を増やします。
その作用で血圧を上昇させ、ストレスという非常事態に対応するための「闘争」もしくは「逃避」に備えます。
つまり、ストレス時に分泌されるのは体がストレスをもたらす環境に適応するための反応なのです。
「ストレスホルモン」という呼び名で誤解されることも多いのですが、コルチゾールはストレスへの対処に不可欠な大切なホルモンなのです。
またコルチゾールには、カラダの危機管理のため、以下のような作用もあります。
コルチゾールには血圧上昇のほかにも、脂質やたんぱく質をエネルギーに変えたり、体内の炎症を抑制したりするなどの作用があります。
また、肝臓で蓄えられていたグリコーゲンを分解し、ブドウ糖にして血液中に放出し、血糖値を上昇させる働きもあります。
コルチゾールはこのような作用を通じて日常的に、血圧や血糖値の低下状態を防ぐ体の危機管理をしているのです。
このように、緊張ホルモン・コルチゾールは私たちのカラダに必要不可欠なホルモンなのです。
緊張ホルモンが多いと、代謝異常を起こして太ってしまう
通常、緊張ホルモンは交感神経を刺激するので痩せ型が多いのですが、ストレスが過剰になると最も太りやすい体質。
ストレスがたまると緊張ホルモンが高まって、インスリン抵抗症になりやすく、代謝異常を起こし太ってしまうのです。
イライラしても、ヤケ食いでストレス解消はしないようにしましょう。
一回の食事量は減らし、回数を多く、野菜中心に
食事は和食が◎
消化器官がデリケートなので、1回の食事量は少なく回数を多くするとカラダへの負担が減るでしょう。
乳製品、肉類などの動物性タンパク質は、代謝を下げるので避け、野菜中心の和食を摂りましょう。
アロマでリラックス
レモン、イランイランなどのさわやかでやさしい香りのアロマが心身の緊張をほぐしてくれます。
また、イチョウ(Ginko)のハーブは緊張ホルモンを下げる効果があります。
インスリンとは
*インスリンとは、血糖値を下げるホルモンです。
インスリンのおもな働き
・全身のほぼすべての臓器細胞にブドウ糖をとり込ませます
・肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを促進します
・貯蔵されているグリコーゲンが分解されるのを抑制します
・脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制します
緊張ホルモン・コルチゾールが高まると、インスリンの働きが阻害され、肥満になります。
日々の生活の中で、改善できること、取り入れられることなど自分のライフスタイルに合わせて考え、ストレスを緩和していきましょう。