うつ(鬱)はどうして起こるのか?

なぜ?うつ病は起こるの?

うつ病がどうして起こるのか、まだ十分に解明されていませんが、現在わかっている原因として、「心理的なストレス」、「脳内の変化」、「なりやすい体質」の3つがあります。
これら3つの原因が重なって、うつ病を引き起こしていると考えられます。

うつ病と「脳内神経伝達物質の変化」の関わり

私たちの脳が無数の神経細胞で構成されているということをご存知でしょうか。

感情をコントロールしている神経細胞がバランスを崩すとうつ病を引き起こしてしまいますので注意が必要です。

脳内神経伝達物質を介してさまざまな情報を得ている神経細胞は長期に渡るストレスや精神的な疲労によってその量や機能は低下してしまいます。

脳内神経伝達物質の中でもセロトニンやノルアドレナリンやドーパミンの機能が低下すると、感情のコントロールに影響を及ぼしうつ病を引き起こします。

これらの脳内神経伝達物質の濃度が低下することによってそれを感知する受容体も機能が低下することから、脳内神経伝達物質の欠乏を引き起こしてうつ病を発症すると言えます。

セロトニンは夜になると眠気を引き起こすメラトニンという物質に変化しますので、不眠症にも有効です。不安障害にも大きく関わっていて、不足するとイライラや不安、緊張といった感情を引き起こします。

また、ストレスが長期間続くことによって消費量が増える傾向にありますので、日頃から増やすように心がけることが大切です。

光によって増やすことができますので、日中は積極的に外出するなどして太陽の光をたくさん浴びましょう。

ノルアドレナリンは、意欲や関心、興味といった感情に深い関わりがあり、不足することによってこれらの感情が高まりうつ病を引き起こします。遂行能力や学習能力にも影響を及ぼすことから、減少すると家事を最後まで行うことが困難になったり仕事のミスが増えるなど、日常生活に影響を及ぼしかねません。

また、ドーパミンは分泌されることによって幸福を感じますが、減少すると喜びが消失してこれまで楽しいと思っていた趣味などに対しても興味が無くなる傾向にあります。

うつ病の発症にはこれら3つの脳内神経伝達物質が深く関わっているということを意識しておきましょう。

うつ病と「個人の体質」の関わり

内因性うつ病は遺伝や個人の体質が深く関わります。

回復のスピードは個人によって異なりますし、同じ状況下でもうつ病を発症する人とそうでない人がいるというのも、個人の体質によるものだと言えます。

うつ病は大きく心因性うつ病と内因性うつ病、身体因性うつ病に分けることができますが、「個人の体質」はこの3つの中の内因性うつ病の原因のひとつになります。

原因の特定が非常に難しく、その多くは喪失体験や心理的なストレスが重なって引き起こされることから、心因性うつ病と厳密に区別することは難しいと言えます。

特に治療をしなくても治る傾向にありますが、だからといって治療をしなくてもいいというわけではありません。適切な治療を施すことによって短期間で症状が軽減する可能性もありますし、再発の低下にも繋がります。自身に対する否定的な感情を治すということも大切な治療のひとつなので、積極的に治療をするように心がけましょう。

うつ病と「ストレス」の関わり

ストレスはうつ病の大きな原因のひとつです。

ストレスの中でも人間関係におけるトラブルや環境の変化、喪失感や経済的困窮などはうつ病を引き起こしやすい傾向にあります。

同じような状況になってもストレスを感じるかどうかは人それぞれ異なりますが、日頃からストレス対策を講じておくことが大切です。

ストレスを溜め込むと神経が疲弊して機能低下に繋がります。規則正しい生活を基本とした健康促進を心がけるとともに、ストレスと上手く付き合っていくように努めましょう。

ストレスを自身でコントロールする術を知ることが大切です。また、ストレス耐性能力を身に着けてストレスに強くなるというのもおすすめです。十分な睡眠やバランスの良い食生活、適度な運動といった基本的な生活習慣を身に着けることはもちろん、自己重要感を高めることやストレス耐性を高める考え方を心がけることも大切です。

自己重要感とは自分を受け入れて認め、自分が自分にとって特別で大切な人間であると思う感情です。この自己重要感が十分に満たされていない場合、うつ病や自傷行為を引き起こしかねません。また、ストレスと上手く付き合っていくうえで、なるべく考えすぎないようにすることや他人を気にしないように意識することも大切です。

そうすることによってストレス耐性が少しずつ高まっていきますのでおすすめします。

まとめ

うつ病を発症する原因は実にさまざまですが、「脳内神経伝達物質の変化」「個人の体質」「ストレス」はうつ病はもちろん身体の健康にも影響を及ぼすことだと言えます。脳内神経伝達物質の変化を理解するとともに自身の体質を把握して、日頃のストレス対策を講じておきましょう。

うつ病は時に死に至る病気でもありますので、早期発見、早期治療が大切です。気が付かないうちに進行している場合もありますので気を付けなくてはなりません。

うつ病は身近な病気です。誰もがなるわけではありませんが、誰もがなる可能性があるということを意識しておきましょう。

簡単なうつ診断チェックシートをプレゼントしております。

お申込みは下記からお願いいたします。

こころと身体のケアのために [Life Treatment] 友だち追加